2022-05-18 あなた 街の文房具屋で、「いっこだけ買ってあげる」と言われて 一生懸命、青とピンクの定規を見比べている女の子がいた。 彼女はお店の窓際まで行って、太陽の光で定規を照らして目を凝らして 「決められない」 とつぶやいた。そして 「双子だったらよかったのに」 と、続けた。 母親は静かに 「双子でも自分のはいっこだよ」 と答えてた。 そう、双子でもひとりひとりだよ。 あなたは唯一のひとりだよ。 でもそうだね。ふたごだったら、よかったね。